第5章 新たな生活と嫌な予感
モモコ
「そうよ……私は……
“別の世界”で、ローたちのこと……
この世界のことを知ってる……
過去も、現在も……
そして、未来も……
まぁ、一部分だけだけどね……」
ローにしては珍しいくらい優しい声でモモコに聞いた……
ロー
「なぜ、隠してたんだ?」
モモコ
「知ってるって言ったら、未来を聞きだそうとするでしょ?
私はこの世界の未来を変えるわけには、いかない‼︎‼︎」
ロー
「……そうか」
ロー
(コイツはコイツなりに考えていたか……俺たちの未来を変えないようにと……
過去、現在、未来……この知識は恐ろしいな…
情報は武器になる。それに加えて、チユチユの能力。海軍にこの事がバレたら賞金額は10億ベリーどころじゃないな……)
モモコ
「私は、あっちの世界でも、あなたたちのことが好きだった……
麦わらの一味も…海軍も…このハートの海賊団も……」
モモコは、思った以上に恥ずかしいことをくちにし
て、ローに背を向けた。
私、なんてこと言ってんの‼︎
告白してるみたいじゃん‼︎‼︎
私は……リュウが好きなのに……
モモコ
「でも‼︎この世界のことは知ってるけど……全てを知っているわけじゃない……
知らなくていいことを知っていたりする…………」
ロー
「例えば?」