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幸せをありがとう。そして、さようなら。【短編集/黒バス】

第4章 世界はこんなにも理不尽【黄瀬涼太】


青峰side

やっと話しやがった黄瀬のやつ。そして“俺のせいで"って呟いた。こいつ自虐的だな。桜はお前を助けたかったから助けた。只それだけだ。


黄瀬「桜は……どうして俺を助けんスかね?もうすぐ今放送中の新ドラマの最終回撮影だったんスけどそれ、俺と桜が主演の日常物何ス」

青峰「ああ。俺それ見てる。本当にそのままだよな。で?何が言いてんだかハッキリしろ。今回は聞いてやる」

黄瀬「ありがとう青峰っち。……ヒロインどうするんスかね?あ、因みに脚本とかストーリーは黒子っちが書いてくれたんス」

青峰「知ってる。テツ超人気小説家だしな。それのドラマ化だろ?」

黄瀬「はい……本当はもう籍入れてるから桜は“黄瀬桜"何スよ。あのドラマは実話に少しアレンジが入ったやつだから、それをドラマの最終回でカンミングアウトしようと思ってたんス」

青峰「はぁ))なら堂々とその最終回でお前なりのアドリブで強制的に話の流れつくれよ。そこで見せ付けてやれ」

黄瀬「ありがとう青峰っち。本当にアンタのこと尊敬するっスわ」


この葬式ではマスコミも来ないように赤司の圧力で何とかして、桜は黄瀬とのエンゲージリングをはめたまま旅立った。
コイツは此れから先、一生誰ともくっつかねえだろ。黄瀬は一途だからな。

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