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幸せをありがとう。そして、さようなら。【短編集/黒バス】

第4章 世界はこんなにも理不尽【黄瀬涼太】


黄瀬side


今日は久しぶりのオフの日っス!それで桜とデートしてたんスよ♪
池袋行って今帰ってきてるところ。今は大通りで何か人が騒いで居る。


桜「何か騒がしいね?」

黄瀬「そうっスね……何か有ったんじゃないっスか?」

桜「私スッゴい気になr??「キャー!!」((ドサッ
……何、今の」

男「と、通り魔だ!逃げろ!ああ"っ!」((ドサッ

桜「う、うそ!此方来る!」

黄瀬「!桜、逃げるっスよ!」


俺は桜を引っ張って全力疾走した。でも何故か今目の前には通り魔らしき男が居る。
そいつが俺にナイフを向けて走って来た。


桜「涼太!危ない!」

黄瀬「!?……えっ?何してんスか?桜…」

桜「涼太……だい、じょーぶ?」

黄瀬「え?お、俺は何ともないっス。……でも、何で桜は真っ赤なんスか?」


そう、桜は俺に抱き付いていて真っ赤なんスよ。正直パニックで何が起きているか解らない。でも苦しそうに俺を見上げる桜を見て1つだけ分かった。桜が危ない……
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