幸せをありがとう。そして、さようなら。【短編集/黒バス】
第3章 まさかコンナニ早いナンテ……【赤司征十郎】
*おまけ*
~葬儀にて~
棺に眠る者を見て皆 涙するのに対し一人微笑んで居る者が居た。それは……棺で眠る赤司征十郎本人。彼はまさに彼らしい微笑みで“してやったり"と言っている様だった。
桜「征くん……ありがとう。幸せだったよ?きっと征くんも最期に皆に看取って貰えて良かったね……でもね?私はソンナコトしたくなかったの。何をしてでも貴方が生きていてくれた方が、私は幸せだったよ?」
青峰「赤司らしいな。てめえは死んでも桜に愛されやがって……帰ってきてやれよ。なにが“してやったり"なんだよ。何時も俺にバカだの言ってきたけど今は……お前の方がよっぽどバカだ」
緑間「赤司、お前本当に……バカなのだよ。桜を残して逝っても尚貴様は桜に愛され続けるとはな」
紫原「……赤ちん……桜ちん寂しそうだよ?ダメじゃんちゃんと生きて側に居ないとさ…」
黄瀬「赤司っち……何で赤司っちなんスか?ねえ、何で赤司っちはそんなに“愛され続ける"んスか?やっぱりアンタ最強っスわ」
そんな事を述べている黄色い彼も赤司征十郎のことを敬愛している。
死んでもこんなに愛される彼はある意味、
《最強》なのかもしれない。