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幸せをありがとう。そして、さようなら。【短編集/黒バス】

第2章 本当にイナイんだな……【高尾和成】


高尾side

まだ……温かいのに真ちゃんはなにしてんだよ。桜、助からなかったじゃん……何でだよ!そしたら真ちゃんがきた。この病院は真ちゃんが院長をしてる病院で、桜は真ちゃんが担当してた。

??「高尾……桜は、、もう……」

高尾「真ちゃん?何でだよ!何で桜を助けなかったんだよ!何で((緑間「手はつくした!だが桜は毒で内臓が機能しない状態で……解毒するための許可制薬剤も引っ張り出して使ったのだよ」……は?」

え?真ちゃん……今、なんて言った?毒?許可制薬剤?てことは真ちゃんが直接部下も叩き起こして薬を無理矢理に引っ張り出してきたってことだろ?オレこれでも薬剤師だからどれだけ無茶を仕出かしたか分かった。

高尾「マジかよ……真ちゃん、ごめん。どの薬使った?」

緑間「……βхΩαなのだよ」

βхΩα……この解毒薬は厳重に管理している許可制薬剤。ほとんどの毒に効果覿面でも相当の事がない限り使用は許されない使用禁止薬使ってはいけない理由は……速効性で早く効き過ぎて更に他の解毒薬が効かなくなる可能性が高いから。それでもダメだったらしい。

高尾「ごめん。ありがとう、、真ちゃん……」

緑間「高尾……桜の側に居てやるのだよ。きっと、いや、絶対にその方が桜は喜ぶ」

そう言って真ちゃんは病室をでた。そのあと桜ちゃんに布を被せたりする人逹がきたけどオレは流れ落ちる涙も拭わずに桜ちゃんの側に居て泣いていた。

高尾「桜…………」

嗚呼、オレ痛々しいな。
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