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女の私の憂鬱 《黄瀬涼太》

第8章 卒業ーエピローグー


「おー写真っスか~」

「記念の1枚だな」

バスケ部全員で桜の木の下に集まって瑞穂にカメラマンをお願いして並ぶ。

「なんで俺が真ん中なんだ?」

並んでいて思った事…それは流れでそうなったのだが、何故か真ん中だった。

「なんとなくっスよ」

「なんとなくって…」

まあ、別に特に真ん中が嫌いな訳ではないのでその位置で写真を撮ることに。

「じゃあ、撮るよ~!はい、チーズ!」

パシャリ

瑞穂の合図でカメラのシャッターが切られた。フラッシャが一瞬だけ光り、残像を僅かに残す。

「よし、綺麗に撮れたよ~」

皆で瑞穂の周りに集まり、カメラの液晶画面を覗き込む。

「うわ~なんだよこの緑間のドヤ顔~」

「赤司なんか、ハサミ持ってキメ顔だし」

「きーちゃん、さりげなく、氷童ちんにチューしてる~」

「変態ですね」
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