• テキストサイズ

女の私の憂鬱 《黄瀬涼太》

第8章 卒業ーエピローグー


今日、俺達は卒業する。

「皆、バラバラね~」

「あ、でも、黒子君と椿ちゃんは一緒じゃない?」

「そうですね」

「まあ、黒子なら大丈夫だろう」

「なにがですか?」

意味ありげな発言をした俺に不思議そうに黒子は聞いてくる。卒業式を終えた俺達は教室に集まり、思い思いに喋っていた。

「黒子っちー!ズルいっスよー」

「ズルくないですよ、たまたま同じだったんですから」

「椿っちはなんで誠凛なんスか?」

「ん?私立だから」

「そんな理由なんスか…」

黄瀬はがっくりと肩を落とす。

思えば、今まで色々あった。

転校してきてそうそう黄瀬に好かれ、惚れさせると豪語された時はかなり驚いた。

「懐かしいな…」

「なにがっスか?」

「お前に告白された時の事が」

「思い出してたんスか~?恥ずかしいっスよ」

「なんで?」

「もっとかっこよく告白したかったんスけど…」

「告白にかっこいいもカッコ悪いもあるか」

「そうゆうもんスかね?」

「そうゆうもんだ」

すると後ろから黒子が現れ、口を挟んだ。

「あ、黄瀬君、知ってましたか?緑間君も氷童さんの事好きだったんですよ」

「え!?そうなんスか!?」
/ 131ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp