第2章 イケメンくんの性癖

「だ、大丈夫ですか…？あたま」
「うん？俺は至って正常やで」
いじめてって言う時点でおかしいだろうが!!


なんていうか、こいつは馬鹿というより
「変態？」
「うん、変態やからみーちゃんに殴られて興奮してもうてん…」
と、こいつは座りこんでいる私の膝に乗った


か、軽いな
「って、どこ座ってんですか!!」
「ふふっ、…ぁ、ん」
「！？」


こいつは私の膝のうえで急に自分のカッターシャツをまくりあげ、自分の弱いところであろう、お腹のあたりをいじりはじめた


「な、何して!?」
「みーちゃんが俺のこと見てくれへんから…アピールしてんねんっ、ぁ」


分かった、こいつは変態馬鹿だ
「私のところで変なことしないでください!!」
「みーちゃんに見られてこんなことしてるとか…っ、最低やわあ…ヤバイかも」


こっちは別の意味でヤバイよ!!
「ん、ふ…ぁ、気持ちいいかも…」
「やめてやめて!!頼むからっ」


見てるこっちの身にもなれ!!
は、恥ずい…
「は、恥ずかしくないんですか!?」
「恥ずかしいから、いいんやん」


意味が分からないよ!!
「や、ぁ…みーちゃん、お願い…見て？俺、みーちゃんが見てくれへんとやめたくてもやめられへんねん…」


「なら、やめればいいじゃないですか!!」
くそっ!!こいつのペースにのせられてる!!
「は、ひゃぁっ、」
ど、どんだけ敏感なんだ!?


ヤバイ!!こいつの足がプルプルしてきた
「うぅ…分かった!!みる!!みるからっ」
私は彼の方を見た


「…♪やっと見てくれた…みーちゃん」
「……………」
こいつの姿はなんとも色っぽくて何も言えなかった