第2章 イケメンくんの性癖
放課後ー
「みーちゃん!!一緒に帰ろうや♪」
「………」
「ええ!?ムシー?」
ウザい、ウザすぎる
何で、こんなからんでくんのこいつ!?
「私より可愛い子なんていくらでもいるじゃないですか」
「いややー俺、みーちゃんと帰りたいねん」
だから、何で私なんだよ
いつのまにか教室には私とこいつだけになっていた
「あなたと帰るつもりはありません、さよなら」
「そんな冷たくしんといてえやあ…俺、寂しくて死んじゃう…」
本物の馬鹿だ、こいつ
「そんなこと、あるわけないでしょう?そんなことで死んでたら世の中成り立ってないと思いますけど…」
「みーちゃんは真面目やなあ」
てめえが不真面目なだけだろうが
「ふふっ、みーちゃん…♪」
「!?」
いつのまにか背後に回られて抱きしめられた
「はっ、離してっ…」
「困ってるみーちゃんも可愛ええな…」
胸を触られる
「ひゃあっ!?」
「ん…?みーちゃん、以外と胸大きいねんなあ…着痩せしてるん?」
「っ、気持ち悪いんだよ、離せ!!このビチグソ野郎が!!」
「!?」
つい、荒い言葉づかいがでたうえに肘で思い切りこいつの腹を殴ってしまった
「あ…ご、ごめん」
「………」
彼は何も言わない
ヤバイ!!怒らした!?
「あの-、」
「っぱり…」
「パリ?」
パリって、外国のか…?
「やっぱり、君や…みーちゃん」
「は?何が…?」
「もっと…」
「へ?」
「もっと俺をいじめて…?みーちゃん」
「はい…?」
なんか、息が荒くなってませんか!?
「い、いや…ちょっと待った」
「ね?早よして?」
待った…こいつは
頭がおかしい