第3章 お仕置き
「何、言ってるんですか…?」
気持ちいい?コレが?こんなに痛いのに?
「え、中キューってしまったからそうなんかなーって」
彼がまた腰を動かしはじめた
「ッ…!?ひぁぁ…!」
「そうそう、今のゆうてんねん」
頭が真っ白になる、この感覚
「あ、っく…余裕ぶっこきやがって…!このクソ童貞!!ッ…あっ」
「んっ、ふ…みーちゃんも、処女やん」
ふざけんなっ、この、この!!!!!
「うぅっ、くっ」
お互いが初めてなのにこの相性の良さは何!?
「やっ、なんか変っ、ひあっ」
「俺もそろそろっ、ヤバ…ッ、あ」
「ふああっ!!」
イッてしまった
「ふ、えぇ…」
「みーちゃんの余裕ない顔、初めて見たわ」
お腹の中が温かい
中出ししやがった……
「!?」
そして、急に我にかえった
「きょ、今日危険日だ!!」
私は重い体を起こすと力んだ
「んっ、!!」
「何してんの?」
「あなたが出した精液を出してんですよ!!」
彼は、なるほどという顔をすると黙った
私はただ、プリントを届けにきただけなのに
「最悪…」
またおかしくなって…自分が勝手におかしくなったんだから、彼を責める立場じゃない
「ごめんな、みーちゃん」
「謝る必要なんて、ないです」
自分がおかしいんだから、悪い
私は目から出てきそうな何かをこらえた
彼が私に近づき、抱きしめた
「同情なら、いらないです…」
彼は何も言わなかった
「好きになりそうだから、やめてください」
「好きになったらええやん」
ホント、馬鹿だな…こいつ
でも彼はすごく温かくて、何だか泣けてきた