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変な転校生のせいで私の人生崩壊した件について

第3章 お仕置き


昨日、私はおかしかった
どこで、何が壊れた?
あのあと私は、理性を取り戻し彼を置いてそのまま帰ってしまった


「起立!・・・ってアレ?今日、佐渡は休みか?」
担任が教室を見回す
そう、彼は今日休みだったのだ


「参ったなあ・・・今日は進路調査の紙を配ろうと思ってたんだがなあ」
その瞬間担任と目があった
「麻宮・・・お前、佐渡と仲良かったよな?」


「はい?」
え、何で私!?
「え、あの、ちょっと待ってくださ・・・」
「家は教えるから放課後、職員室にこい」


えええええ!!
くっ・・・最悪だ
私の嫌と思う気持ちはどんどん募り、そして放課後になってしまった


「じゃあ、届けてくれよ?」
私は屈辱の表情で担任を睨むと、
「はい」
と不機嫌に返事をした





周りの生徒たちが楽しそうに帰っているなか、私は一人道をはずれ、憂鬱な気持ちで彼の家に向かっていた
「にしても・・・ここら辺、高級住宅街じゃない」
周りは立派な建物でいっぱいで、落ち着かなかった



「・・・あった、ここかな?」
彼の家はその中でもひと際大きく、目立っていた
「・・・・・・」
私は意を決してインターホンをならす


ピンポーン
住宅街にその音が反響し、不思議な感覚に襲われた
彼は出てこない
「いないのかな・・・」


私はそう思い、ポストにプリントを突っ込むと、帰ろうとした
「みーちゃん・・・?」
「!?」
後ろから声をかけられ、驚いてしまった


「あ・・・・・い、いたんですか」
「うん・・・」
無言が続く


「家、上がる・・・?」
「え、あ・・・はぃ」
私は成り行きで返事してしまったことを後悔した





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