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戦利品は己の手で

第2章 戦利品は敵国の宝




「…やっと、終わった、か」


もう何年争い続けただろうか。

俺は遂に毛利との戦に勝ち、領地を奪う事を成し遂げた。
これが最終目的だったなんて、そんな事はおもっちゃいない。俺の宝探しはまだ終わっていない。見たこともないようなすげェお宝を俺はまだ見ていない。

「アニキー!!」

勝鬨が響き渡って俺の頭の中を駆け巡る、本当に長かった。いったいどれだけの仲間を失ったのだろうか。いったいどれだけ残してきた奴らに負担をかけたのだろうか。
それは計り知れないが、俺はこれから一生かけて借りを返す、そして幸せにして見せる。
俺の領地で戦が二度と起こらないようにしてやる。

「野郎共!!宴は明日だ、今日は帰ってゆっくりしやがれェッ!!」

俺がそう叫べば野郎共は嬉しそうに俺の名を呼び船へ戻っていく。
屍は勿論俺の領地で葬る、誰一人置いて行ったりしない。そう置いてきた奴らと約束をしているんだ。


「そういえばアニキ、中国はどうするんですか?」

「そうだな…窮屈させてきちまった俺の正室とオメェ等にやるよ」

「え?!ま、また新しい絡繰りを作るための場所には…?」

そうだ、そういえばこの戦の前に毛利の領地を手に入れられたら絡繰りを思う存分作って飾って、実践のために用意をすると約束したんだったな。
だが俺にはまだ宝さがしが残っている。毛利の領地は完全に潰したわけじゃァない。
農民が暮らしていたところは避けて砲撃はした。それに栄えていた町での戦は毛利にとっても致命傷になるらしくそこには傷一つつけようとしていなかった。
俺はそこへ行って掘り出し物を見つける。

「まァ場所なんざ四国で充分だろ?鶴の字が煩そうだがな」

「アニキが束ねる領地が増えて皆大喜びッスよ!」

そう言って走って船に乗り込んだ。
全員乗せたのを確認して四国へ戻る。

毛利は…毛利元就には、ちゃんとした墓、つくってやらなきゃならないな。




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