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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第5章 ごめんね






小金井
「走ったー
やべ、なんでこんな走ってんの!?」


伊月
「あれ?
あそこ走ってるの、火神?」


名前
『はい。そうです』


小金井
「うわ!名字ちゃん!?
黒子みたいに登場するなよー」


名前
『…そんな影薄いんですかね』



テツヤ程影薄くはないと思うのだが。と思いながら伊月先輩の横へと移動する

そこから火神とテツヤの走っている姿が見えて、頑張れよー。と応援しておいた



小金井
「なんで火神走ってんの?」


名前
『緑間に負けたから…ですかね』


伊月
「…緑間?」


名前
『1on1でボロ負け』


伊月
「…やっぱすごいんだな。キセキの世代」



はい。と答えてから浜辺の方を見ると火神が一生懸命走っており、悔しいんだなー。と考えた

その後ろをテツヤが着いてったが口喧嘩しており、仲が良いのか悪いのか分からなかった



▽▽▽▽▽▽

第3者side


火神と黒子が浜辺で走りながら、敗因について話している中

同時刻、場所は変わってしまうが緑間と高尾が火神と黒子について話していた

これを同時平行で伝えようと思う



火神
「くそっ…」


黒子
「火神くんちょっと、速いです」


火神
「んがっ!?
なんでいきなり並走してんだよ!?」


火神
「!?見てたのかよテメェ!タチ悪!
余計なお世話だっつんだよバカ」


黒子
「!」


火神
「負けた理由なんざ、とっくに分かってる」



火神は敗因を分かっており、黒子に伝えようとした

緑間は先ほどとはそう離れていない場所で話しており、高尾に説明していた



緑間
「火神を抑えられた理由?
バカめ、俺の方が強いだけなのだよ」


高尾
「いや、そーゆーこっちゃなくて…うん…はい。そうだね!」


緑間「言ったろう。ダンクしかないとわかっていた
選択が1つならそこにタイミングを合わせて飛べばいい」


高尾
「いや理屈はそうだけど…あいつだってダブルクラッチぐれー…」



これだけでも答えはある程度出ており、黒子と火神を眺めている名前の口元には意味あり気な笑みが浮かんでいた










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