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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第5章 ごめんね




名前side


火神
「(前の試合ではそれほど感じなかったが、改めて1on1するとコイツ…)」


緑間
「心外なのだよ。まさか俺が3Pしか取り柄がないとでも?」



火神と緑間が1on1を始めてから6戦目、今の所火神に勝ちはない

と言うよりも…原作通りにいくのならばこの1on1はすべて勝てないだろう



高尾
「(緑間がDFもすげーのは知ってる…けど、ここまで抑える…かよ!
ただなんでだ?2人の動きに差はほとんどねぇ…地上戦ならむしろ互角に見える)」


火神
「(もっとだ…もっと…もっと高く跳べ!!)」



そんなことを考えているであろう火神を見ながらふぅ…と溜め息を吐く

ダンクしようとしたが、緑間によってカットされてしまったからだ



火神
「なっ…(今のは前の試合より確実に高く跳んでたハズだ…)」


高尾
「(またこれだ…ジャンプ力は火神の方が上なのに…得意なはずの空中戦で必ず火神が負ける!)」


火神
「くそっ」


緑間
「…やめだ。このままでは何本やっても同じなのだよ」


火神
「なっっ、テメェ…」


緑間
「いいかげん気づけバカめ。どれだけ高く跳ぼうが止めることなどたやすい
なぜなら、必ずダンクがくるとわかっているのだから

いくぞ高尾」


高尾
「あり?バレてた?」


緑間
「…WC予選で、ガッカリさせるなよ」


黒子
「…はい」


名前
『待って緑間!』


緑間
「…何なのだよ」


名前
『本当にあたしのこと、覚えてない?』



もしかしたら覚えてくれてるんじゃないか。なんて微かな期待を抱きながら緑間に聞いてみた

彼はクルリと振り返ってあたしのことをジッと観察した後、口を開いた



緑間
「だから知らんと言っただろう」


名前
『っ、…名前名字、誠凛のマネージャーです』


緑間
「フン…緑間真太郎だ」



軽く会話を交わして去っていく緑間

その後ろ姿が帝光の時の記憶と重なって、少しだけ視界が滲んだ










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