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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第19章 バスケ部創部






小金井
「木吉!!」


相田
「鉄平!?」


花宮
「あれぇ!?どうしたんだろ、大丈夫かな!?」


日向
「何言ってんだ今リバウンドのタイミング明らかに遅かったろ!!
それに見てたぞお前今何か合図出してたな」


伊月
「日向!?」


花宮
「オイオイまさかわざとやったって言うのかよ?
そこまで言うならなんか証拠でもあんだろーな?」


日向
「~…っ!!」



急に膝を抱えて倒れ込んだチームメイトは焦りを見せて、相田は目尻に涙を浮かばせていた

ニヤリと笑った花宮の胸倉を掴み花宮を日向が問い詰めるものの、自分が見ただけのため証拠も何もない日向は何も言い返せなかった



木吉
「日向やめろ!たいしたことない…大丈夫だ。すぐ戻る」


日向
「木吉…!!」


花宮
「ホラ、本人もああ言ってるぜ?」



口角をあげている花宮とそれを担架に横たわりながら睨んでいる木吉は、目で何かを会話しているようだった
そんな木吉見送った日向はぜってー勝つぞ!!と言った

その後、残り何分もなかったために誠凛は84対83でギリギリ勝利した



花宮
「ちぇ~…やっぱダメだったか、お前はケガしなくてよかったなあ、メガネくん」


日向
「……っ」


伊月
「日向!!とっとと整列して、早く木吉の所へ行こう…!!」



伊月の止めによって持ちこたえた日向は整列して木吉の元へ急いだ

着いた病院では木吉が病室のベッドの上で外を見ており、その姿にはどこか影が見えた



日向
「木吉!」


木吉
「みんな…!試合はどうだった?」


相田
「勝ったよ!」


木吉
「おーやったなこれで…」


日向
「いいからケガはどうなんだよ!」


木吉
「いやすまん…それが…全然たいしたことなかったわ!ねんざみてーなもんだと!」


伊月
「な…なんだよビックリさせやがって!」


木吉
「今日1日だけだよ、来週の決勝リーグまでには治るってさ。おおげさにさわいで悪かったな」



ホッ…と安堵の溜め息を吐いた他の5人とは他所に、相田と日向の目には布団の上で握りしめられている、木吉の手がやけに目に入っていた










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