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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第17章 それも運命







こうして誠凛対秀徳の2度目の激突は幕を下ろした
一方、隣で同時に行われていた霧崎第一対泉真館のコートでは真逆…後味の悪い険悪な空気で地合いが終了していた



泉真館選手
「くそぉっ…卑怯だぞテメエら…!!そんな風に勝って嬉しいかよ…!!」


古橋
「卑怯…?すまないな、イミガわからない。フエは鳴っていなかったし、ルールを破った覚えはない」



「だから嬉しいに決まってんじゃん。頭ん中ババロアでも詰まってんじゃないですか?」



泉真館の選手にそう投げ掛けられた霧崎第一SFの古橋は振り返り、真顔でそう言った
その横ではPFである原がガムで風船をふくらましながら告げた

ベンチではなぜか寝ている選手とSGである山崎がその寝ている人を起こそうと頑張っていた



山崎
「オラ起きろ!」


瀬戸
「フガ~…」


山崎
「終わったから帰んぞ!」


瀬戸
「フガガ!!」


古橋
「ただ隣の試合にはヒヤリとしたな…まさか誠凛が引き分けにまで持ち込むとは」


花宮
「想定内さ、別に驚くこともなんでもない
…想定外があったとすれば、どいつもこいつもイイ子ちゃんばっかりで、虫酸が走っちまったことぐらいだ。行くぞ

とにもかくにもあと1試合、予定通り誠凛をつぶしてWCに行くのは俺達だ」



古橋の問いかけに眉間を寄せながら答えた花宮は不快そうな顔をしていた

そして彼は先頭で選手を引き連れて、ロッカールームへと歩き出した










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