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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第17章 それも運命





ゴッと音を立ててリングにぶつかり跳ね返るボール、目を見開く見守っていた選手と投げた木吉

その様子はゆっくりに見えたが、反対に両チームの監督はリバウンドォ!!と叫んだ

大坪がリバウンドを取るというところで伊月と黒子はまた目を見開き、秀徳は歓喜の声をあげたの、だが後ろから火神がそのボールをぶんどった



大坪
「何っ!?」


誠凛
「火神!!」



そしてボール抱えてからまた跳び、緑間と1対1でボールを押し合う

2人とも左手を使っていたため左利きである緑間が優勢かと思いきやブザーが鳴り、試合終了告げた



「えっと同点?だと…どうなるの?」


「普通なら延長戦…なんだけど」


「今大会は時間短縮とかで延長戦の規定はないらしい…」


「ってことは」


「…分け…!」


「両校互角…引き分けだ!!」


木吉
「(最後のフリースロー…あれさえ決めていれば…)」


日向
「木吉!!」


木吉
「ブッッ」



木吉は呼ばれた方を向くと日向と伊月、火神と黒子の4人から掌でドカドカと倒された

そのことに彼は責められたと考えたのか「きっついな…!正直そこまで責められると思ってなかったわ」と言った

だが4人はその返答にえ?と言う顔をしていた



日向
「え?責める?ハイタッチじゃねーの?」


木吉
「え?」


日向
「何シケたツラしてんだダァホ!!お前がいたからここまでこれたんだろが」


伊月
「手を抜いたわけじゃない。誰のミスでもないだろ」


火神
「つか負けたわけじゃねーし」


黒子
「精一杯やった結果です。何1つ不満はありません」


木吉
「ああ…そうだな」



木吉は4人の言葉に笑みを浮かべながら、そう返した

そんなやりきったという誠凛の後ろ、正確には火神の後ろへと緑間が歩いてきて、話しかけた



緑間
「火神、まさかこれで満足したわけではないだろうな」


火神
「んなワケねーだろ!!とりあえず、勝負はおあずけだ」


高尾
「WCには引き分けはねぇ。次は絶対止めてやる!
冬に白黒つけよーぜ」


黒子
「望むところです」


「すごかったな…」


「内容的には実際甲乙つけられねぇよ…」


「いい試合だった…!」


「104対104で両校引き分け!礼!!」


「ありがとうございました!!」








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