第3章 高い賞金首のわけ。

「考え事？」


「ん。みんな、いろんなことがあったんだなって思った。
私なにも知らないけど、みんながどれほど仲間のために戦ってきたのかわかったし、なんでこんなに笑えてるのかもわかった。みんなは、強いね。」

いろんな意味で。


「そうですね。俺はこいつらにはなんだかんだで感謝してるよ。
バカばっかだけど…。」

いままでの思い出を思い出しているのだろうか、

サンジはふっと笑った。


「私、みんなのこと、守るから。」


「ん？まぁ、いいんじゃないですか？」


「それなら、俺たちもシズナを守ーーーる！！」


どこからともなく聞こえた叫び声。


誰でもわかる、この声。


「ルフィ？」