第9章 仲間への罵声、私の名は…
「センゴク元帥~どうしますぅ~?」
「どうするもなかろう。
逃がすわけなかろうて。」
黄猿と赤犬がセンゴクを見上げる。
「鬼姫は殺してくれるなよ。」
「あららら手厳しいのね」
クザンがつぶやく。
「ぐっ…」
「シズナ!大丈夫か!?」
覚醒したからなのか、体力が削られていた。
「大丈夫…すこし疲れちゃっただけ」
サンジはロビンたちをみててあげて。
必死な顔でサンジをみる。
「……わかった。」
そう言って私のもとを離れるサンジ。
にしても、体動きそうにないんだよなぁ
危ないかも
「あれぇ~シズナ動けないの~?」
よりによって黄猿と目があった。
「殺さないようにしろよ。」
「なにを言うとるんじゃセンゴク
むごいことを。」
センゴクから言われたら従うしかないことはわかってる。
黄猿に殺されちゃうのかぁ…
せっかくサンジとまた会えたのに
「ん~ごめんねぇ~?シズナは~いい子だと思うんだけどぉ上からの命令だし~、まぁちょいと眠ってもらうだけだからさぁ~?
……光速うけてみる~?」
足を光に変えて私へと向ける。
あぁ。やばいなぁ。
「シズナ!!なにしてんだ!」
ルフィが叫ぶ。
「動けないんだよねーははは~…」
「いくよ~?」
そして光が私へと放たれる。
「やばっ…」