第1章 あなたは私のプリンセス?麦藁一味と呼ばれる海賊。
「くっ。」
今でもあの光景は忘れない。
「これはこれは、また、プリンセスだ。」
港に座ってると、背後からサンジさんの声がする。
「サンジさん。どうしたんですか?」
「その、サンジさん、って、やめません?」
私の隣に座る。
「え…」
「あのマリモやルフィ達にはため口なのに俺には敬語なんて、なんか寂しいなぁ」
「うっ、だって、なんか…」
私が口ごもるとサンジさんは
ん?と顔を私に向けて目線をあわせる。
目があうと何故か私は恥ずかしくなって
めをそらす。