第8章 闇の中まで届くように
「シズナ…お前、正気もどったの?」
青雉は私の背中を叩く。
「青雉…ごめんね…その傷、私でしょ?」
自我がなかったとはいえ、
傷つけてしまった。
海軍だけど、青雉はとくに素で話せていたから。
「大丈夫よー。
で、俺は麦わらたちの敵の海軍だけど、心配してていいのか?」
「私があの場所に立って何時間ぐらい?」
「…四時間半、か。」
「じゃあ、もう海軍は終わりだね?」
「聞こえてたのか?」
「声はね…ははっ、」
さぁ、この力はみんなを守るためにあるんだ。
「勝手には使わせない!!!!」