第6章 閉ざされた心。闇に勝るもの無し…?
「すいませんねぇ、こいつ、今から取っ捕まえるやつなんですよー」
「そうか。なら言うまでもないな。
死刑をしろ。
私たちに無礼な態度など、許されるわけなかろう。」
ふん、死刑。
「上等。今の立場でいられるのは自分の努力じゃないくせに…」
「なに?」
「いや~なんもいってないよねぇ~シズナ~?ねぇ?さぁ、そろそろいこうかぁ~
ということでぇ~失礼します~」
黄猿が私の腕を掴み、歩き出す。
「ふん、身の程しらずどもが。
いいか海軍、お前らも私たちのてによればやめさせることもできるんだからな」
その言葉を背に赤犬達はなにも言わず、
振り返りもせず歩いた。
その言葉さえ苛立つ。