第5章 目的地?到着、そしてお別れ。残された言葉と小包。
「あ、そろそろ着くみたいよ!」
ナミが私の赤い顔を覗き込む。
「へ!?もう!?」
「もう?シズナがはやくでよっていったんじゃないおかしい子ね」
たしかにそうだけど…
こんなにはやいとは…。
もう、少しでみんなとお別れ…。
「こんなに早かったら結構街とか見れるかなぁ!」
「多分大丈夫だろ」
サンジが私の首に腕を回す。
「一緒にどこか行くか?」
「え!?いいの?」
サンジが私の頭の上で笑う。
「ひとりで行かせたら迷子になりそうで怖いからな」
「な、ゾロじゃないんだからならない!」
「あぁん?俺は迷子になったことねぇよ!」
「「「「「よく言うわ!」」」」」