第4章 目は口ほどものを言う。
サンジside~
「サンジってば冷たいんだから」
冷たくしたつもりはねぇが、
普通にしろと言ったのはこいつだ。
俺はふっと笑い、シズナに問う。
「で、なんだよそれが。」
俺が指すそれ、とは、
シズナの指で触れてる先、
もとい、俺があげたピアス。
「え、わかったの?
やっぱりサンジは私の考えてること全部見透かすんだね…」
俺自身、なんでこいつにこれをやったかわかんねぇ。
しかも、ルフィ達がこいつに触れたとき、
無償に腹が立った。
「でも、これ、ありがとね!」
子供のように笑うシズナ。
……いや、なぜだか、もうわかってたんだ。
「べつにいいさ。」
俺はこいつが、
好きなんだ。
サンジside~end~