• テキストサイズ

あなたがいれば強くなる。

第1章 あなたは私のプリンセス?麦藁一味と呼ばれる海賊。




「あ、たしか、サンジさん…」


「こんな夜に、風邪を引いたら大変だ。」


そう言って私の肩に毛布をかける。


「あ、す、すいません、ありがとうございます」

人間の男の人と話すのは小さい頃以来初めてだから、私は少し恥ずかしかった。


「シズナさんはここの住人じゃないのか?」


「私は小さい頃にここに流れ着いて、それからずっと家族みたいな感じで…」


「そうか…。にしても綺麗な髪だ」

そう言ってサンジさんは私の髪を束にとり

指ですいた。


「あ、あの、きききたないです!」

少し色気のある目付きに私は少しドキッとした。


「汚くないですよ?
黒くて細いストレートの髪。
吸い込まれそうな紫の瞳」


どんどん顔が近づいている。

後ろには木があって避けきれない。


「なにしてんだてめぇは!」


ごんっ!

「てぇな!なにしやがんだクソマリモ!」

間一髪のところで、

たしか、ゾロ、さんといったひとが助けてくれた。


「なんだと渦眉毛!」


二人の争いを見て、私はきょとんとしていた。


「ふ、ふふっ、ははっ」

「「?」」

私がいきなり笑いだしたのにびっくりしたのだろう



「お二人とも面白いですね!」

そういって私は笑う。







/ 288ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp