第1章 船に乗り、新しい旅へ
~十年前~
『ぐすっ…』
ルフィやエースにいじめられて
いりえに座っていた。
『お前、どうしたんじゃ?』
逆光で顔があまり見えない
『だれ…?ぐすっ』
『ワシはカク。』
『私…シズナ、ぐすっ』
『なにをそんなにないておる』
『友達にイタズラされるのぐすっ』
『それはシズナのことが好きだからじゃろ?
シズナもそれはわかっとるはずじゃ』
の?と笑って私の頭を撫でる。
『…うん。カクはどこから来たの?』
『どこ…んー、秘密、じゃ』
人差し指を口元にやりニコッと笑う。
『ずるいっ!ねぇねぇカク!まだここにいる?』
『明日までここに滞在するつもりじゃ』
『じゃあ私と遊ぼ!ね?』
『ワシは…そうじゃ、よし、遊ぶかのう!』