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arsファミリー

第1章 ありがとう。大好き。


ガチャ

「ただいまぁー」

玄関には、ちょっと眠そうな長男、智と

「遅くなってゴメン!朝飯、ちょっと待ってろ!!!!!!」

顔に複数の赤い痕をつけた次男、翔。

上の兄2人のご帰宅。
見るからにケンカ帰りの2人。
雅紀がすぐさま救急箱を取り出す。



リビングに入った2人は、同時にソファへダイブ。


「眠い…」
と嘆く智に対し、

「疲れたぁーーーーー!!!!!!」
と、叫ぶ翔。


そこへ、可愛い弟が、

「翔にぃ?」

と、可愛い顔で絆創膏を差し出す。



「ありがとぉーーーーーー!!!!!!」

たまらずお兄ちゃん、弟へハグ。
その後、必死で何かを探す翔。


「あれっ?どこだ?」


探しているものが分かった智は笑いながらつぶやいた。


「朝ごはん、もう作ってくれてるよ?」

慌てて翔がキッチンの方を向くと自分のエプロンを身につけ一生懸命フライパンと向き合う妹が。

「ゴメン!!!!!!マジでゴメン!!!!!!」

それに対し、妹は、
「料理楽しいからやらせて?」

と、気の利いた言葉を。

親がしっかりしてないと、子供はしっかりするもんだなぁ。と、感心する翔。

「ゴメン、ありがとう。」

お言葉に甘え作ってもらうことにした。

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