第28章 混浴【赤葦京治】
はあ…気持ちいい。
一日のメニューがやっと終わり、やっとお風呂
____ガラッ
不意にドアが開く音が聞こえた
『赤葦!?』
赤「え、…なんでいるの」
『ここ女湯!!入れ替え時間まだだよ!?』
赤「…ごめん」
赤葦が戻ろうとした瞬間…
___ゴロゴロゴロ…
突然空が光り、どこかで雷が落ちた
空は真っ暗だった。
『きゃぁぁぁぁっ!!か、雷!?雷!?』
私はパニック状態…
赤葦は私の腕を引き、湯船から上がらせた
赤「雷鳴ってる時は水に浸かってたら危ないから。」
『いやあ…赤葦っ!!!雷が……っ』
私はもう涙目だった
しかも身体に付いていた水滴が急に冷えて寒気がした。
突然ふわっと肩にタオルがかけられ、そのまま赤葦に抱きしめられた
お互いバスタオル姿だったため、ところどころ肌同士が触れ合う…
恥ずかしさはあったが、それを上回る安心感があった
赤葦の手が私の髪にそっと触れて耳元で囁いた
赤「……大丈夫だから安心しろ」