第27章 イケメン【赤葦京治】
「「あ。」」
合宿のお風呂上がり、廊下を歩いていると赤葦先輩とばったり会った
『今は木兎先輩と一緒じゃないんですね』
赤「あんな先輩とずっと一緒だと思わないで下さい」
何かと律儀で後輩の私にも敬語を使ってくる
まぁ、そんなところに私は惹かれた訳で
『……一緒だと疲れますもんね、先輩が』
赤「そうですよ、木葉さんたちが○モ疑惑立ててただでさえ大変なんですから」
『…はは;』
そんな話題をしていると、奥の方からヘイヘイヘーイ!!!!と噂の方が
そして2人顔を合わせて頷いた
赤「逃げましょう」
『はい』
『お風呂上がりのコーヒー牛乳、とてつもなく美味しいです』
赤「奢ったかいがあります」
私たちはベランダまで逃げた
今は逃げた後、赤葦先輩が奢ってくれたそれをストローでゆっくり飲んでいる
隣には髪の濡れたイケメンな先輩
赤「さっき○モ疑惑とか言いましたけど…その」
珍しく先輩から話しかけてくれたと思えば、頬は真っ赤に染まっていた
赤「あの、俺は……が好きだったりするんで、
疑わないで下さい///」
先輩って、つくづくイケメンですよね