第19章 誕生日くらい【西谷夕】
私と夕の誕生日は同じ。そしてそれが今日
何かあるかな?
なんて思いながら体育館に入る
『こんにちは…あれ…?』
いつもはみんながいるのに誰もいない…
今日練習無かったっけ?
西「お?来たのか。なんか大地さん達は後から来るらしいぜ」
『へー…一年は?』
西「その内くるんじゃねーの?」
―――20分後
西「なんだ?皆こねーな…」
『っ!夕いつのまに後ろに!』
私が体育倉庫の掃除をしていると不意に声がかかった
西「さっきからいたぞ、ひでぇなぁ、彼氏の存在に気づかないなんて」
夕が抱き締めてきた
『……//夕、離して…//』
西「いやだ」
『…え』
西「そうだ、これ、やる」
そう渡されたのは小さなハートのネックレス
『可愛い…!ありがと、夕』
西「そうか!良かった!」
『あ…でも夕に何も用意してない…夕、何か欲しいのある?』
___ドサッ
西「お前かな」
気付けば体育倉庫のマットの上に押し倒されていた
田「よし、そろそろいいかな」
烏野全員(月島は無言)「2人とも!!誕生日おめ………あ」
西&貴方「『あっ…』」