第18章 嬉しい反応【灰羽リエーフ】
リエーフがチャットを始めた。
『…リエーフ?』
灰「あ、先輩!この子美人じゃないですか!?」
リエーフはスマホの画面を指さした
『待って。知らない人とチャットしてるの?』
灰「はい」
『最初クロだけって言ってなかった?』
灰「あーでもちょっとハマっちゃって」
『…』
オモシロクナイ
可愛い女子の画像につられて、チャットするとか…
それはただの変態じゃないか
『…帰ろ』
「あっ、待ってください。これ終わったら…」
『……』
…完全に依存してる
彼氏としてそれはないですね
…仕返ししてやろう
『クロー!』
黒「先輩って呼べ!!」
『リエーフ!私もチャットはじめたんだ』
灰「そうなんですか!楽しいでしょ!?」
『すごく!今チャットしてる人イケメンなんだ』
灰「…え、あー」
お、ちょっと堪えてる?
『それで今度会うことになったの』
灰「はい!?そんなの危ないです!」
『いい人だから大丈夫~』
相当堪えてる堪えてる
分かり易いな
灰「駄目です!絶対に!!先輩は俺のです!
俺がダメっていったら駄目なんです!」
急に抱き着かれた
あまりの力強さに息ができない
灰「行かないで…」
『…じゃあ、チャットやめてくれる?』
灰「え」
『会いに行くよ?』
灰「分かりました!やめます!」
リエーフはびしっと敬礼した
可愛いなあ。デカいけど。
灰「先輩もチャットやめてください~」
『私は元からやってないけど』
灰「は?」
『ほら、どこにイケメンがいる?』
さっきリエーフに見せた写真は、クロの写真
灰「………」
リエーフは、騙しやすい
灰「先輩、クロ先輩のこと侮辱しましたね」
『ノーコメントで』
灰「………」
『リ、リエーフのがかっこいいから!』
灰「…!大好きです!!」