第40章 -悪魔-(青峰大輝)
-すみれside-
ジロジロと上から下まで
ジックリ舐めるように
わたしを見ている大輝…
見落としがないか探るように、
わたしに視線を這わす…
「もういいでしょ?着替えていい?」
わたしはその視線に
耐えられなくなり、大輝に懇願する。
「あ⁈じゃ、脱がしてやるよ?」
「…っ⁈やっ…ダメ…」
獲物を捉えた目…
大輝は嬉々として
わたしを抱き寄せると、
まず胸に手を伸ばす。
「やべぇ…いい…」
胸を散々触ってから、
大輝はわたしの胸に顔をうずめた。
そして、
そのまま手はスカートの中へ…
「たまにはミニスカもいいな♪」
「ミニスカ…大輝がダメって
言ってるんじゃない‼︎」
わたしは小さく反論した。
「あん?別にオレの前でだけなら、
いーっつってんじゃん。」
そう。
外にミニスカやショートパンツを
履いていくのを大輝は嫌う。
ほんとワガママ…
「大輝っ‼︎青峰社長っ‼︎
も、もう…ダメだってば…」
「今日、もう仕事終わりー。
ココでヤってくか♪」
「なっ…⁈」
とんでもない悪魔のお誘い…
「ダ…ダメですっ‼︎」
もちろん否定はするけれど…
わたしはきっと、
悪魔のお誘いを今日も断れない。
---End---