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[銀魂]夢問屋-R18-[進撃]

第2章 芍薬の蜜/銀時


『どういうこと……?』

眼前の光景に思わず声が漏れた。

すると坂田はわざわざ私の隣に腰掛け直して偉そうに口を開く。

「ちょっと前に店長の浮気揉み消してやったんだよ」

そのお礼だとさ。
どれでも好きなの飲めよ。

この上なく上機嫌に語る坂田。

どうでもいいが距離が近すぎるし、下手したら唇がぶつかってしまいそうだ。

『へー……そうなんだ』

私は適当な返事をして少し後ずさった。

しかし、その努力も虚しく腰を抱き寄せられてしまう。

「逃げんなよ。仲良くしようぜ?」

『ちょっ……と、嫌だ、やめて』

今更になって気付いたが、坂田の呼気は既に酒の匂いを帯びていた。

此処に来る前に一杯引っ掛けてきたのだろう。

「やめろって言われると余計にしたくなるんだよ」

いくら押し返してもグイグイ迫ってくる白髪の天然パーマ。

このままじゃ襲われる……‼︎
強く目を瞑った時、それは起きた。
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