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[銀魂]夢問屋-R18-[進撃]

第1章 SHE IS MY.../ジャン


『キルシュタイン隊長……‼︎』

「はっ……よせよ、礼なんて」

『いえ、あの、何て言うか』

一体どうしたと云うのだろうか。

別に見返りを期待して助けた訳じゃないが、自分を見上げるの目が明らかに変だ。

感謝でも嫌悪でもない。
敢えて言葉で言い表すとしたら、

“哀れみ”

そんな表情で俺を見つめている。

「どうした?」

ジャンは小首を傾げて問うた。

するとがおずおずと可愛らしい唇を開いて告げる。

『その……血が、出てます…めっちゃ、いっぱい』

「は……?」

はああああ⁉︎

言われてみれば痛む右腕に視線を下ろしたジャンは、自身の大絶叫と共に意識が遠退くのを感じるのであった。
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