第8章 痛いのがお好き/兵長,ジャン

「おい……誰がイッて良いと言った？」

俺の淫部に埋められていたさんの頭を鷲掴みにした兵長は、そのまま彼女を押さえ付けて“待て”をした。

寸止めされた快感で全身に鳥肌が立つ。

苦しげな目で兵長を見上げると、そこには些か興奮した様子の三白眼があった。

「どうせイクなら皆で気持ち良くならないと、なあ……？」

この人は一体何を言ってるんだろう。
本当にどっかネジが飛んでるんじゃないのか。

そう思ったが、口に出したら今度こそ嬲り殺しにされそうだったのでやめておいた。

「おい、腰を上げろ」

『……はい…仰せの通りに』

兵長の命令に従ったさんは俺の陰茎から口を離すことなく、自らの腰を突き出して秘部を露わにする。

後ろから彼女の腰を掴んだ兵長は所謂バックの態勢で挿入すると、一定のリズムで腰を打ち付け始めた。