第3章 繋がる幸せ。
悠「このワンピース…俺と会うからわざわざ着替えてくれたの?」
悠の唇が私の首筋や肩を伝う。
唇をつけたまま話しているその感触にゾクゾクと肌が粟立つ。
「………んっ…そう…で、す」
じわりじわりと与えられる刺激に声が漏れる。
悠の手が私の胸の膨らみをとらえる。
「あっ……」
悠「俺のために着替えたとか、本当可愛いね…。」
悠の長く細い指が胸の尖りを摘まみ、転がす。
「……あっやぁっ…」
身体中が熱くなってくるのを感じる。
私の体は悠から与えられる甘い刺激を求めていた。
私の口からもれる甘い声は私の知ってる声じゃなくて
悠「……ここ、固くなってる。可愛い。」
恥ずかしいのにやめてほしくないなんて……
私すごくいやらしい子みたい……
恥ずかしいのに……嫌じゃないの
悠「なぁ…… 花音は"初めて"?」
悠の質問にギクリとしてしまう。
6か月前までつきあっていた元カレとのことが頭をよぎり、答えられず黙りこんでいると尖りに与えられる刺激が強まった。
「ひゃっ!?っんっ」
悠「…イッたことはある?」
元カレとの"それ"は、気持ちいいとかそうゆうのではなくて……ただ彼がしたいことを押し付けてくるものだった。
だから、私はセックスが気持ちいいものかどうかも知らなかった。
悠の問いに首をふり答えると、耳元にある悠の唇が動いた。
悠「……そう。…じゃあ俺が…最高に感じさせてあげる。」
堪らなくなり悠を振り替えると、熱を帯びた目をした悠の顔があった。
いつもの優しい悠ではなく、"男"としての悠がそこにいた。
すぐに二人の唇が重なる。
重なった熱は深く濃厚に絡み合っていく。
キスって…こんなにキモチイイんだ……
重ねる度に頭のなかが真っ白になっていき、目の前の彼でいっぱいになる。