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闇の滅竜魔導士と盗魔眼

第3章 折り重なる再開


光が収まると、ジョゼはすっかり怯えていた。


『(うわ~老化してんじゃん それに全体的に薄くなってるし、まあ気にしねぇけど)』


右人差し指と中指をジョゼに向けた。


『Checkmate(チェックメイト)!
 二度とフェアリーテイルに近寄んじゃねぇぞ』


そう言ってみんなの所に戻る。


「アギト! やったな…ぁあ!?」


エルザの奴、どうしたんだ?
あぁ、後ろにいるアリアか。
気付いてねぇとでも思ってんのか?
まぁ何もしなくても大丈夫だし。

既にアリアは空域・"滅"を使う寸前だった。

しかし俺は何もしなかった。
寧ろ口角を上げて笑っていた。



「「「「「アギト!?」」」」」



何故なら、



「ぐあっ!?…ぶふぉ!?」


誰かがアリアを殴り付けた後、瓦礫にぶつかった。
みんながその方向に向くと、そこに居たのは、


「もう終わったんじゃ、ギルド同士のケジメは付けた
 これ以上を望むなら、それは掃滅、跡形も無く消すぞ!
 ジョゼを連れて帰れ! 今すぐに!」


マスターだった。
マスターが来たのを気付いてたから俺は無反応だったんだ。
だって出番なしじゃあ可哀想だろ?
みんなはマスターが復帰して喜んでいた。


『ただいま、マスター』

「おかえりじゃアギト…心配させおって」


妖精の尻尾VS幽鬼の支配者の戦いは妖精の尻尾の勝利で終わった。



(((おかえり、アギト!!)))


(…あぁ、ただいま!)


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