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闇の滅竜魔導士と盗魔眼

第3章 折り重なる再開


「「「……」」」



みんな、目の前の出来事に唖然としていた。

夢ではないかと疑う者もいた。



「アギト…だよね…?」


カナが恐る恐る尋ねた。

振り返ったアギトは最後に見た姿より大人っぽくなているものの、面影は変わらないままだった。


『…ただいま』


申し訳なさそうに笑うアギト。
その顔に安心感を覚え、涙する者もいた。


「…遅いんだよバカっ! 心配させやがって…どこほっつき歩いてたんだよ」

『悪ぃ悪ぃ 話せば長い事に…』

「長くなってもいいからっ、ちゃんと説明しろ!
 んでもって罰としてジョゼぶん殴って来い!」

「「「いきなり過ぎだろ!?」」」

『承知した』

「「「えぇええ!?」」」


おおう…珍しく俺がツッコまれてるよ。
騒がしいなー…でも、久し振りって感じだ。
おっと、懐かしさに浸ってる場合じゃなかったな。


「此処は私達に任せな、行って来い!」

『あぁ!』


アギトは超魔導巨人ファントムMkIIへと足を向けた。
また足に魔力を流し込む。


『"神速"!』


唱えた瞬間、アギトの姿は砂煙に消えた。


「…よっしゃあ! アギトがいれば百人力だ! 私達も負けないよ!」

「「「おおぉおおおお!!」」」

「妖精の尻尾最恐・"黒龍騎士のアギト"…再び降臨だよ!!」


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