第6章 おもひで
──保健室
あの後移動させられた僕達は、今は点滴を受けてる。
奥村君
「くっそおー!!!!」
保健室内に奥村君の絶叫が響いた。
僕
「煩いよ…しえみちゃんが起きちゃうじゃんか」
奥村君
「わ、悪りぃ」
まぁ、叫びたい気持ちもわかるけど…
奥村君
「まさか…抜き打ち試験だったなんてな…すっかり、騙されたな‼︎」
僕
「だね」
志摩君
「…少しは可能性、考えとくべきやったねえ」
三輪君
「ああ〜、僕大丈夫やろか…」
三輪君が、頭を抱えて焦る。
勝呂君
「なんや、そんなもん今考えてもしょーもないで」
本当、もう後の祭りだ。
三輪君
「坊や志摩さんは、ええですよ!…僕ときたら、ろくに腰立たん様になってたんですから…」