第35章 今日は魔法が使える日【二口 堅治】
1日目
初公演日
校内が彩りよく、景気良く、活気よく飾られているのを尻目に俺は舞台に立っていた
二口
「チェー
俺も何かやりに行きたかったなー」
ブスーっと口を突き出して愚痴を言えば、「じゃあ後で回る?」と帰ってきた
二口
「えー、津田さんいいのー?」
葵
「まあ、私の友達
予定合わないから私もボッチだし」
二口
「俺はボッチってわけじゃないんですけどー」
葵
「何それちょっと傷つくー」
クスクス笑いながら準備をする津田さん
二口
「しょーがないから俺が一緒に行ってあげるよ」
葵
「上から目線ww」
二口
「事実じゃん」
葵
「二口君が高いだけじゃん」
二口
「身長の話なの?」
葵
「逆に違うの!?」
何気ない会話でも、話せて嬉しい
今日と明日の2日間で俺は津田さんを落としてみせる!キランッ