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【ハイキュー!!】夢の続き番外編☆

第30章 手を伸ばせ【影山 飛雄】


「おい、起きろ」



「………ぬぁ……?

あ、飛雄……はよー……Zzz」


「おう、って!

寝んなボケっ!!」



そう言って、彼女の掛け布団をひっペ返す


3月だと言うのに、腹を出して……


「お前、腹出して寝たら風邪ひくぞ」



「風邪ひかないように掛け布団かけてるんじゃんかー……

ふあぁあ……」


涙目になりながら、あくびをし、のそりと起き上がる




(………っ////

無防備すぎだろ……こいつ///)



「おい、早くしろ

朝練、日向に遅れる」



「ふぁあい」




目を擦りながら、用意しだす彼女



「……ちょっと。

着替えるんですけどー、見たいんですか?
ま、見た暁には変態ヤローとして今後が心配だけどね」



目が覚めたのか、変わらない凛とした口調へと変わる


「誰もお前の着替えなんか見ねーよ

さっさとしろよ
俺、玄関で待ってるから」



「わかってるよ」




彼女の部屋を出て玄関で待つ



数分後、パンをくわえた葵が姿を現す



「ほひっ、ひほっは(よしっ、いこっか)」


「お前、いつも食べながら歩いたら行儀悪いっつってんのに」



「むぐっ……んっ(ゴクン」

一旦パンを手に持ってローファーを履きながら


「早く行きたいんでしょ?
それとも、私が食べ終わるまでまってますか?」


嫌味な笑顔で言い放つ


けど、上目線で嫌味なものも可愛い物にしか俺の目には映らなかった

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