第28章 これからも【澤村 大地】
理性が吹き飛びそうなのを何とかこらえて今は2人で帰っている
葵
「今日は絶対眠れな~い」
「あんな時間から寝ているからだろ」
葵
「違うよー
ドキドキが収まらなくって眠れなくなるのー」
(かわいいこと言いやがって!///)
まだほんの少しボーッとするのか、眠たいのか分からないが、葵がいつもよりトロンとしている
(昔は妹みたいだったのにな………)
頼りなくて、泣き虫でさみしがりやのくせして強がる
いじめられても、グッと我慢して1人、隠れて泣いていた
俺は、そんな葵を見て
"守ってやりたい"
って思った
「葵」
葵
「なーに?」
「俺は絶対お前を離さないからな
この先これからもずっとだ
だから、寂しい時は寂しいって言えよ?
辛いときは辛いって言え
俺には甘えてもいいんだからな?」
(って/////
何言ってんだ、俺……
こんなベタなセリフ、どん引きするだろな)
「っ!?」
葵は涙を流していた
「やっぱりどん引きしたよな!?
(汗)」
葵
「ううん、違うの
嬉しくて…嬉しくてっ
ありがとぅ……///」ニコッ
柔らかく微笑んだ葵
きれいだと思った
そして、また
唇を交わした
ーendー