第1章 これでいい*橘真琴
「ハル……反応してくれるかな……」
「大丈夫だよ、きっと」
「だといいなぁ……」
もう何年も側でフられてるのを見てるから……
つい「俺にしない?」って言っちゃいそうになる。
の事ずっと好きなんだ。
ハルもいい奴だけど俺の方がを……
「っ……」
心ではそう言えても、実際口から出てくる事はなかった。
ハルもも……オレにとったら大事な人だから。
の恋が実るまで応援したい。
……けどこれだけは許してほしい。
「真琴…?どうしたの?」
「何でもないよ。心配、してくれたの?」
「そりゃぁ……って頭撫でないでよっ!」
「ごめんごめん」
こうしての側に居る事……
そして……
「……何してるんだ?」
「あっ!ハルー!!」ぎゅぅ
「くっつくな」
「また泳いでたの?」
「ああ。今帰る途…」
「一緒に帰ろう!真琴も早くー!」
「あっ!待てよー!」
そしてこれからも2人の側にずっと居させてほしい。
幼馴染として……。
*次へ続く*