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緋ノ鬼

第8章 危険の中に奇跡あり。



「ふーん、とりあえず、噂っていうか事件ね。
幽霊が物を取る?」

「それが、その持ち主の大切なものばかりを狙うんでさァ。
最初は屯所でぐらいしか聞かなかったんですがねィ、
巷でも被害が増えてるみたいでさァ。
女性ばっかなもんでね、どうにかならないかと、
屯所に言い寄る女ばっかでねィ。」


幽霊、どういうことだろ。


「それで?なんで私を?」


「い、いやぁ〜、幽霊なんてな?怖くないよ?怖くないけど、お前だったら楽に終わらせそうだし?
仕事をわけるのも友達かなーなんてね?総悟?」

「そ、そうでさァ。怖いわけではねぇんでィ。
し、仕事をね、わけてね、あげようと「怖いんでしょ。」」

そんなどもられたら嫌でもわかるわわかってしまうわ。


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