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緋ノ鬼

第7章 それがいつかはまだ知らない。




「ありがとう!」

ほんとにありがとう。

いままでたくさん失ってきた。

それにも気づけていなかった。

そして出会った。

まぶしい3人に。

私とは違う、たくさんの人たちに。

まぶしかった。

消されるんじゃないか、ていうくらいに

みんなは輝いていて、

そんな私を変えてくれた。

ちゃんと世界を見せてくれた。

世界に初めて色が差して、

見えていたはずのものが見えていなかったことに気づいて、

失いたくないと思った。

一緒にいたいという気持ちに気づけた。

大切なものになった。

銀時たちに関わるみんなが、私を大切に想ってくれた。


だから、

私はこの人たちと共に生きる。

ずっと。なにがあっても。

守り抜きたい。


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