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黒子のバスケ 打ちきり

第3章 赤の輪廻



桜は手紙を書いていると牢の外から足音が聞こえた。

慌てて手紙を隠すと足音は自分が捕まっている牢の前で止まる。

咄嗟に身を硬くする。

しかし、かかった声は優しく丁寧な声だった。

「母上、安心してください、私です、翔太郎です。」

「翔太郎・・・よかった・・・貴方には此を・・・ある人に届けてほしいのです・・・。」

桜はそういって少し前に書き終えた手紙と自分の簪を渡す。

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