第15章 新入部員は潔子好き!?
仮入部期間を終え、本入部となってから数日がたった。
今年の1年生は1部元気がいい。
本入部翌日のことだった・・・
たまたまその日は用事がなかったので一人でドリンクの準備をしていたら
いきなり大きな声で「ちわーす!」と聞こえてきた。
夏妃『ひっ!』
『ちわっす!夏妃先輩!』
夏妃『あ、あぁ、なんだ、田中くんか』
田中『うっす!』
『俺も居ますよ!』
夏妃『え、・・・あ、西谷くん』
田中『夏妃先輩!あ、あの・・・き、』
き?
田中『き、潔子さんいますか?』
夏妃『潔子?もうすぐ来るよ、きっと』
そう言うと2人は喜んでいた。
その2人を横目に私はついさっきまでやっていた仕事に集中した。
数分後、潔子が来た。
先ほどまで喜んでいた2人は大人しくなっている。
何があった・・・?
そして今に戻る。
今日は部活に行くため、第2体育館に歩を進めていると潔子に会った。
夏妃「ねぇ潔子。田中くんと西谷くんどう?」
潔子「どう?って言われても喋ったことないけど」
夏妃「え、喋ったことないの!?」
潔子「うん・・・なんで?」
夏妃「あ、いや、それならなんでもないんだけど」