第12章 Welcome 音駒高校?
音駒高校からの帰り道。
鉄朗「俺の高校凄かっただろ」
夏妃「鉄朗が自慢することなのかな?」
鉄朗「いーじゃんか。俺が通ってる学校だし。」
夏妃「そうかもしれないけどさ
でも楽しかった。猫又監督とも仲良くなれたし、えーっと海くんと夜久くんだっけ?彼らはいい人たちだね!鉄朗そんなんだから友達いないのかな〜って思ったから安心した。」
鉄朗「そんなんってどんなのだよ」
夏妃「バレー馬鹿?」
鉄朗「馬鹿って・・・」
夏妃「でもさ、ずっと自分の好きなスポーツをやり続けるって凄いことだと私は思うよ。私みたいにやりたくてもやれない人はいるんだし。」
鉄朗「・・・褒めても何も出ねーぞ。」
褒めてないけど・・・ま、いっか。
沈黙の時間が少し流れた。
夏妃「鉄朗・・・今日はありがとう。
いろんな人に出会えて嬉しかった」
鉄朗「おう!」
鉄朗の顔は鉄朗の背後にあった夕日でちゃんと見ることができなかったけれど、きっとすごく笑顔だったと思う。