第10章 初めてのインターハイ予選
第2試合、対するは大岬高校。
残念ながら知りませぬ!
でも初戦を勝ってきたチームだからそれなりの実力はある気がする。
大岬のスタメンには立端のある人が半分を占めていて圧倒。これは東峰くんをつぶしに来たのかな?
ま、無理だけどね。
そのせいか次々にこちらのスパイクが相手に止められる。力が足りないわけじゃない、平均の身長がほんの数cm足りないだけ。それだけだった。
結果は1:2で烏野は負け。
みんな苦しそうだ。
私は「お疲れ様でした」という声もかけられるわけなく、黙り込んだ。
バレーはここで負けても最後の試合、春高バレーがあるんだけれど、先輩曰く新しいメンバーで春高を目指して欲しいとのこと。
明日から残りのメンバーで活動することに・・・。