第6章 【番外編】日向翔陽
5月も中旬に差し掛かる頃・・・
大地くんからの招集
「これからちょっとしたことをやりたいらしい。生野が」
はうっ!なんとなく自分で言うのがめんどいんだとは思うけど・・・みんなの視線が飛んでくる〜ぅぅ。
「えーっと、みんなのサーブの様子を動画で撮りたいだけなんだけど・・・」
その提案に高速で頷く田中くんと西谷くん。
「ただ打つだけじゃ面白くないから、このペットボトル狙ったサーブを撮りt「いーっすね!それ!ナイスアイデアっす!」
「田中!人の話は最後まで聞こうな」
「はい。すんません」大地くんに怒られる田中くん。
とりあえずペットボトルを置いて反対側のコートにボール籠を置く。撮影機材は・・・携帯で・・・許して。まぁ、携帯もセット完了!
「音声は録音してないからどんな声出しても入らないからね!特に田中くん!」
念押ししておきます。
「じゃあまずは誰からする?」
「はい!俺やります!やりたいです!」
そう言って手を挙げて目の前に飛び込んでくる日向くん。
「じゃあまずは日向くんからでいい?」
みんなからの了承を得て日向くんはボール籠のあるコートに向かった。
そのほかの人は画面に映らないように!とまた念押し。すると月島くんとお供の山口くんが「近くで見ててあげるよ」とか言ってる。もう、知りません。
さっさと撮ってしまおう!